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2020年08月26日

硬質プラスチック製・審美ブラケット/アイパスⅡのご案内

当社のホームページをご覧頂き、

誠にありがとうございます。

 

最近、お問い合わせが急増いたしました弊社製品、

iPass /アイパス・ツー」につきましてご案内を申し上げます。

 

 

 

医療機器認証番号:21800BZY10207000

 

アイパスは、硬質プラスチック製の、審美ブラケットです。

 

 

 

『 特性 』

 

材質は「高分子・メディカルグレードポリウレタン」です。

 

この材質は、ポリカーボネートよりも丈夫で、生体親和性にも優れた材料です。

(※バイオコンパティブル)

 

原材料には、環境ホルモン物質とされる「ビスフェノールA」を含みません。

 

ビスフェノールAについては、その毒性により、

厚生労働省からも、使用上の制限等について注意喚起がなされています。

 

一方、ポリウレタンは、医療分野では、人工骨や体内チューブなどに使用され、

一般的な分野では、ボーリングの球(表側の硬い部分)などに、採用されています。

 

 

 

 

 

 

 

『 日本でプロデュース  』

 

アイパスは、日本の先生方や患者様を考慮し日本でプロデュースされました。

 

開発時のテーマは「人にやさしい」と言う、ばく然としたものでしたが、

製品における具体的なものは、

 

〇 患者様の生体にやさしい原材料を採用。

 

〇 患者様の違和感を抑えるため、丸みを帯びた形状

 

〇 術者の接着時の操作性から、ベース面カーブの追求。

 

〇 強度を保ちつつ、片側結紮を可能とした、本格的なツインウィング

 

〇 治療の効率化のため、ロープロファイルローフリクションの実現。

 

 

フリクションにつきましては、アイパスⅡのスロットにおける、

摩擦抵抗が少ない事の検証や、これを用いる事が治療上効果的である事について、

福井市でご開業の、東京医科歯科大学・歯学部附属病院・矯正歯科外来臨床教授・

島 芳夫 先生の論文(英文)ご紹介させて頂きます。

 

 

 

(※上・バナーのクリックでご覧いただけます。)

 

 

『 接着性 』

 

また、

さまざまなボンディング材に対応するよう、接着面にはダブテイル(特許)を採用。

 

ダブテイルとは、歴史ある建築技術の「あり継ぎ」の事です。

くさび型の形状をつなぐ事で、引っ張り強度が増す構造となります。

 

 

さらに、このベースの近遠心方向は接着材の遁出路(とんしゅつろ)となり、

余剰の接着材が一定方向へ逃れるため、接着面全体に接着材が行き渡りやすくなり、

機械的な結合力が増す構造となっております。

 

このため、矯正用接着材の種類を選ぶことなく、光重合のボンディング材にも、ご使用頂けます。

 

ただし、この接着面は、くぼみ(凹)部分に、しっかりと接着剤を入れて頂く必要がございます。

 

 

 

『 審美性 』

 

色調については、開発当初、さまざまな意見もありましたが、

光の乱反射でキラキラする透明色ではなく、それぞれの歯牙の色調にマッチしやすい、

半透明・白濁色を採用しました。

 

この色調のイメージと致しましては、やや透明感のある、お米(生)や、

すりガラスのような色調で、黄色っぽくなく、真っ白でもありません。

 

半透明であることから、各種のシェードにも、ぼんやりと「なじみやすく」なります。

 

 

【左・アイパスⅡゴールド/右・アイパスⅡ】

※上記画像のクリックで、拡大表示がご覧いただけます。

 

 

 

『 種類 』

 

スロットには金属の有無がございます。

 

アイパスⅡゴールドの金属スロットは、メッキではない、14金(金合金K14)です。

これはニッケルに敏感な患者様にもご使用頂けます様、金合金を採用しました。

(※ニッケルフリー)

 

アイパスⅡゴールドも、アイパスⅡも、タイプはそれぞれ、

プリトルク(トルク等・角度つき)と、スタンダード(角度なし)がございます。

 

フックの有無は、プリトルクの犬歯部のみで、その他の部位は、全てフックなしです。

 

スロットサイズは、.018インチと、.022インチからお選び頂けます。

 

 

アイパスⅡゴールド・カタログPDF

 

アイパスⅡ・カタログPDF

 

 

パンフレットPDF

 

 

ご興味を頂けましたら、是非お問い合わせ下さい。

お電話によるお問い合わせ

03-5652-3322(平日・9時~17時)

 

 

※文中引用

厚生労働省・HP(記事)

 

 

 

『 余談となりますが、名称について 』

 

「 iPass /アイパス・ツー 」は

アイパスの現行モデルですが、

「アイパス」とは、

先生(I)から、患者様に「愛」を、つないで(Pass)

頂ければとの思いから名付けた、

造語となります。