硬質プラスチック製・審美ブラケット/アイパスⅡのご案内
当社のホームページをご覧頂き、
誠にありがとうございます。
最近、お問い合わせが急増いたしました弊社製品、
「iPassⅡ /アイパス・ツー」につきましてご案内を申し上げます。
医療機器認証番号:21800BZY10207000
アイパスは、硬質プラスチック製の、審美ブラケットです。
『 特性 』
材質は「高分子・メディカルグレードポリウレタン」です。
この材質は、ポリカーボネートよりも丈夫で、生体親和性にも優れた材料です。
(※バイオコンパティブル)
原材料には、環境ホルモン物質とされる、「ビスフェノールA」を含みません。
ビスフェノールAについては、その毒性により、
厚生労働省からも、使用上の制限等について注意喚起がなされています。
一方、ポリウレタンは、医療分野では、人工骨や体内チューブなどに使用され、
一般的な分野では、ボーリングの球(表側の硬い部分)などに、採用されています。
『 日本でプロデュース 』
アイパスは、日本の先生方や患者様を考慮し、日本でプロデュースされました。
開発時のテーマは「人にやさしい」と言う、ばく然としたものでしたが、
製品における具体的なものは、
〇 患者様の生体にやさしい原材料を採用。
〇 患者様の違和感を抑えるため、丸みを帯びた形状。
〇 術者の接着時の操作性から、ベース面カーブの追求。
〇 強度を保ちつつ、片側結紮を可能とした、本格的なツインウィング。
〇 治療の効率化のため、ロープロファイル、ローフリクションの実現。
フリクションにつきましては、アイパスⅡのスロットにおける、
摩擦抵抗が少ない事の検証や、これを用いる事が治療上効果的である事について、
福井市でご開業の、東京医科歯科大学・歯学部附属病院・矯正歯科外来臨床教授・
島 芳夫 先生の論文(英文)をご紹介させて頂きます。
(※上・バナーのクリックでご覧いただけます。)
『 接着性 』
また、
さまざまなボンディング材に対応するよう、接着面にはダブテイル(特許)を採用。
ダブテイルとは、歴史ある建築技術の「あり継ぎ」の事です。
くさび型の形状をつなぐ事で、引っ張り強度が増す構造となります。
さらに、このベースの近遠心方向は接着材の遁出路(とんしゅつろ)となり、
余剰の接着材が一定方向へ逃れるため、接着面全体に接着材が行き渡りやすくなり、
機械的な結合力が増す構造となっております。
このため、矯正用接着材の種類を選ぶことなく、光重合のボンディング材にも、ご使用頂けます。
ただし、この接着面は、くぼみ(凹)部分に、しっかりと接着剤を入れて頂く必要がございます。
『 審美性 』
色調については、開発当初、さまざまな意見もありましたが、
光の乱反射でキラキラする透明色ではなく、それぞれの歯牙の色調にマッチしやすい、
半透明・白濁色を採用しました。
この色調のイメージと致しましては、やや透明感のある、お米(生)や、
すりガラスのような色調で、黄色っぽくなく、真っ白でもありません。
半透明であることから、各種のシェードにも、ぼんやりと「なじみやすく」なります。
【左・アイパスⅡゴールド/右・アイパスⅡ】
※上記画像のクリックで、拡大表示がご覧いただけます。
『 種類 』
スロットには金属の有無がございます。
アイパスⅡゴールドの金属スロットは、メッキではない、14金(金合金K14)です。
これはニッケルに敏感な患者様にもご使用頂けます様、金合金を採用しました。
(※ニッケルフリー)
アイパスⅡゴールドも、アイパスⅡも、タイプはそれぞれ、
プリトルク(トルク等・角度つき)と、スタンダード(角度なし)がございます。
フックの有無は、プリトルクの犬歯部のみで、その他の部位は、全てフックなしです。
スロットサイズは、.018インチと、.022インチからお選び頂けます。
ご興味を頂けましたら、是非お問い合わせ下さい。
03-5652-3322(平日・9時~17時)
※文中引用
『 余談となりますが、名称について 』
「 iPassⅡ /アイパス・ツー 」は
アイパスの現行モデルですが、
「アイパス」とは、
先生(I)から、患者様に「愛」を、つないで(Pass)
頂ければとの思いから名付けた、
造語となります。